未だ色褪せることない2009年のクラブ・クラシック「Hyph Mngo」でデビューを果たし、世界中のアンダーグラウンドなダンス・ミュージックの現場で熱烈に支持されてきた孤高のDJ/プロデューサー、ジョイ・オービソンが初の長編作品にして14曲入りのミックステープ『still slipping vol.1』を〈XL Recordings〉からリリース!!
数々の傑作12インチ・シングルを残しながら、UKガラージやダブステップのポスト・ムーヴメントなどを筆頭にアンダーグランド・ミュージック・シーンを牽引してきた現時点での音楽キャリアを総括した本作は、ロンドン南東部にある彼のWalworth Windowスタジオで録音され、ヘロン、ジェームス・マサイア、バテ、リー・セン、ゴヤ・ガンバニ、タイソンといった鬼才の審美眼に適った新進気鋭のアーティストたちとのコラボレーションが実現。
さらにジャングル/ドラムンベースのレジェンドである叔父のレイ・キースや、幼いジョイオーにドラムンベースやUKガラージを初めて聴くきっかけを与えたという今作のアートワークにうつる従姉妹のリーアンをはじめ、ボイスメモに録音された家族の声がモノローグのように登場し、至高のダンス・ミュージックであると同時に、主役のパーソナルな情景が浮かぶソウル・レコードとしてここに完成した。